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Note 3 アマチュアアニメ制作に関するコーナー。 ( knowhow ) [ RESPONCE: 7 of 102 ] Title: DPEの撮影技術講座:camera;film Subject: R−25 Bytes: 1618 Date: 1992/03/11 01:29:38 Author: CUAL0007(DPE ) 千葉大アニ研が、デイライト型のフィルムを使い始めたきっかけは、実は千葉 工大アニ研の上映会をDPEが見たためです。(^^;) はっきりいって感動的に奇麗なスクリーンでした。それで会場の係の人にフィ ルムは何を使っているのか尋ねたところ、富士のR−25ということで千葉大ア ニ研でもこれを使わなければと、その年のしりとりアニメから使いました。 それまでの千葉大は、RT−200を使っていました。DPEも何の疑問も持 たずにそのまま使っていました。なぜかというと、変に知識があってプロはタン グステンタイプを使うのが普通で、半ば常識。プロ用の映画フィルムはすべてネ ガタイプのタングステンタイプです。屋外(デイライト)で撮るときは、逆の色 温度変換フィルター(アンバー色)をカメラの前に付けます。ケンコーのフィル タでW12です。 ところが、千葉工大アニ研の上映会で目から鱗がとれた。今から考えると至極 当たり前で、低感度のフィルムのほうが微粒子だし発色も良いのです。RT−2 5があったら良かったのにね。 さてR−25に変えてから、ライトが問題になった。最初は、デイライトタイ プのランプでやっていたが光量はないし寿命も短い、というわけで一回使っただ けでデイライトタイプのランプはやめてタングステンを使うことにした。光量稼 ぐためにそれまでのフラット型からスポット型した。でもレンズの前には、フィ ルタを付けたくない、ただでさえクローズアップレンズ(ケンコーNo2)が付 いていたので。 ということで、ライトの前に付けることにしたのでした。 まあ、R−25を千葉大で使うようになって背景やセルの描画がより鮮明にな り、より観客へ画が伝わるようになったと思います。ただ「空の色」はこの前だ ったので、RT−200で撮られています。一番画力が必要な作品なのにね。(^ ^;) 今回は、この辺で。 DPEより・・・