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Note 10 アマチュアアニメ制作に関するコーナー。 ( knowhow ) [ RESPONCE: 106 of 184 ] Title: RealTwoDimensionalAnimationSystem:2dcga Subject: ぴえろ見学 Bytes: 2742 Date: 1995/10/25 00:09:08 Author: AAA00052(OOI ) 今日は、会社のツテで、「ぴえろ」のシステムを見学してきたのですが・・・。 いやはや何と言うか、今まで見た中で一番「使いたくない」システムでした。 詳しい話は今書いている余裕がないけど、いくつかのサーバが組み合わされていて 1.DECのワークステーション(ミニコン?)専用のOS 2.ファイル管理用のUNIX 3.画像出力用のWINDOWS NT 3.末端の端末に使用しているWin 3.1 とまあ、ざっと見ただけでも4種類のシステムが組合わさっている。 しかも、タイムシートの管理とか合成は1のDECのワークステーションでやっているので あった。 従って、末端のユーザーは、telnetを使用してサーバにアクセスするだけの力がないと どうにもならないわけで・・・。 「いまさらUNIXなんぞ教えとれるけぇ! ボケェ! (大体ワシが知らんモンを ウチのオペレーターの姉ちゃん達に教えるのに何ケ月かかると思っとるん じゃい!)」 と、心の中でつぶやくOOIであった。 第一、このシステムだと、 1.高速なUNIXサーバ。 2.それを運用できるだけの知識を持ったオペレータ の両方が必要ではないか! 分からん。 どう考えても分からん。 色んな会社が開発したソフトを自分のとこで組み合わせて使いたいから異機種混在型の 環境にしたというなら分かるけど、一つの会社で開発したシステムが、どうしてこうも バラバラなOSを必要とするのだぁぁぁぁ! 臍噛んで死ねぇぇぇ! はぁはぁ。 ウチの会社のエライさん連中とぞろぞろ見に行ったんだけど、 + 「Windows対応のシステムだから、おたくの機械でも走りますよ」 と聞いていたのに、画面上にTelnetのウインドウが開いてunixのコマンドラインが見え た瞬間、 「嘘つき・・・ (T-T)」 というどん底の気分になってしまった。 UNIXなんぞ持ち出された日には私ですらおぼろげながらにしか分からんではないか・・ 。 案の定ウチの会社のVIPの面々も、何が何だか分からないで困った様子。 たまたま、一緒に来ていた会社のオペレーターのコも、 「OOIさん・・・、あの人達何を操作しているんですか?」 と聞いてくるんだけど、 「俺も分からん (T-T)」 帰った後で、兎に角分からないまでも、全員共通した認識は 「あんな複雑で高価で訳の分からんシステムは使えないし、必要もない」 つーことでした。 お粗末。 つまり、どう考えても 「コンピュータの技術者からの視点」のみで開発されたシステムで、 こういうインターフェースにしたほうが素人さんには親切、とかそういう発想は微塵も 無い。 「UNIXくらい覚えられん奴は、アニメを作る資格は無い」と言わんばかりの設計ですな 。 しかも、機能的にこれと言ったものは何もない。 これなら、RETASを選んでもAnimoを選んでも10倍ぐらいマシでしょう。 兎に角、計算を担当しているのが冷蔵庫ぐらいあるワークステーションだった、という のが一番「ずるい」な・・・。 あんな複雑なシステムを入れたら、SEレベルのシステム管理者が何人も必要で、人件費 が馬鹿にならないだろうに・・・。 それに第一、そんなドでかいサーバがないと動かないシステムじゃ、下請けのプロダク ションが絶対買えないだろうに・・・。